テレビやSNS動画の食レポを見ていて、「また口の中でとろけるかよ…」ってイラッた人に向けた話です。
同じ表現ばかりで中身が伝わらない、リアクションが大げさで本音に見えない、その違和感って何なんだろうと思ったこと…ありませんか?
この記事では、なぜ芸能人の食レポがうざく感じるのかを考えつつ、あのテンプレ表現が使われ続ける理由までちゃんと解説します。
読み終わる頃には「ただ嫌い」だった感覚が「なるほどね…」に変わるはずで、食レポの見え方も少し変わってくるはずです。
芸能人の食レポがうざいと感じる理由

芸能人の食レポを見ていて、うざいって感じてしまう瞬間…ありますよね。特に「口の中でとろけるぅ〜♡」「すっごい、濃厚〜♡」みたいな言葉が出てくると、思わずイラっと…。
食レポってパターンがいくつかあって、その違いを意識すると見え方が変わってきます。まず「宝石箱やぁ〜!」「まいう〜!」「うまし!」みたいなキャラ芸系。
これは味の説明ではなく、その人の持ちネタとして成立してるので、味の詳細よりも「誰が言っているか」が価値になります。だから中身が薄くても気になりません。

一方で、一応味を伝えようとしてるのに語彙力が弱いパターン…「とろけるぅ〜♡」「濃厚〜♡」「プリップリ♡」「すっごい肉汁♡」みたいなのは、何度も聞きすぎて、本当にそうなのか信じられない。
結果として「うっざ…」と感じてしまう。さらに局アナが使いがちな「おふくろの味」や「創業以来継ぎ足してきた秘伝のタレ」いった安心ワードも、正直ちょっとピンとこない。

また、アイドルが使いがちな「これ絶対うまいやつやん!」みたいに、食べる前に先出しするタイプは、情報としては実質0。
つまり、どのパターンも一応「食レポ」してるように聞こえても、結局何も分からないし、信用できない。これが、芸能人の食レポを「うざい」と感じる理由かもしれません。
それでも「口の中でとろける」が使われる

でもしかし…、食レポする側のことを考えると、これもなかなか難しい話。そもそも味を言葉で伝えるのは、かなり無理があります。
本当に美味いものを食べた時、人は目を見開き、鼻の穴を膨らませ、カッカッカッカッと夢中で食べ進めるはずです。
なのに、その状態で「この出汁の深みが…」などと相手に伝えはじめたら、本当に美味いのか怪しく見えてきます。
でもテレビでは、ただ黙って食べ続けるわけにはいきません。音がないと番組として成立しないし、撮影では1日に何軒も回ることもあったりする。

ずっと食べてたらお腹もいっぱいになるので、食べる量も調整しなきゃいけない。つまり、夢中でかっこむリアルさより、「伝えるために喋ること」が求められるということ。
そこで出てくるのが「口の中でとろけるぅ〜♡」「濃厚〜♡」みたいなテンプレ表現です。
真面目に味を伝えようとするほど言葉は抽象的になりますが…、実際のところ、視聴者はそこまで細かい「味の説明」は求めてない。
このズレが「食レポの限界」であって、「うざさの原因」でもあるんでしょう。
食レポは何をどう見せるかで評価が変わる

味というのは、言葉で伝えるのが難しい。だからこそ、伝える側は「見た目」や「状況」に頼りたくなってしまいます。たとえば激辛メニュー。
真っ赤な見た目だけでもかなりのインパクトがあるので、「どれくらい辛いのか」を正確に説明できなくても、汗だくで完食した姿を映すだけで、それが見せ場になってしまう。


ただ激辛は分かりやすい反面、嫌いな人には刺さりません。もう…「見るだけで無理」という人もいるほどです。つまり、伝わりやすいことと、多くの人に受け入れられることは別の話。
食べ物は好みが分かれるので、どんな見せ方をしても万人向けにはなりません。

これは、YouTubeでも同じ。スイーツを食べて「とろけるぅ〜♡」と言う姿には「うざさ」を感じたとしても、その彼女が街中華でビール片手に餃子を食べている動画だったら、受け入れられませんか?
「とろけるぅ〜♡」はダメでも、中ジョッキを持って「くぅ〜沁みる〜♡」だったら?
結局、食レポは「誰が」「何を」「どう見せるか」で印象が変わるってことなのかもしれません。






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