タンメンって、そんな頻繁に食うもんじゃないですよね。ラーメン屋でも、結局はラーメン食っちゃうし、そもそもタンメン専門店ってあまり見かけない。
でも先日、千葉県の南酒々井を取材してたとき、超気になる店を見つけたんです。その名も「タンメン トナリ」。おいおい、緑色の看板にカタカナの店名。これはヤバい香りがプンプンします。
ちなみにこの時、全然腹は減ってない。なのに…思わず入店。で、結論から言うと……美味かった!!正直、このタンメンを食べるためだけに、もう一度ここまで来てもいいと思ったくらい。
ま、私が勝手に感激したので、勝手にレビューします。興味のない方は…ハウスッ!

トナリは外観からして雰囲気があった

まず気になったのが、この緑色の看板。普通、ラーメン屋って赤や黄色、黒なんかが多いでしょ?緑色は食欲を刺激しにくい色なのに…、この店は堂々と全面グリーン!
しかもデカデカと「カラアゲ」「タンメン」「ギョウザ」「半チャーハン」とカタカナだらけ。漢字は「半」だけという謎のこだわり(笑)。
で、店内に入ってみると、今度はメニューの多さにびっくり。基本のタンメンは840円(訪問時)ですが、味噌タンメンや辛激タンメン、ゲソ揚げタンメンまで揃ってます。

さらに「タンギョウ」「タンカラ」「タンチャー」「タンマボ」と、セットメニューの名前まで超独特…、というかクセが強い。しかもセット物の追加料金は250〜290円。安っ!
私は激辛好きなので辛激タンメンにも惹かれましたが、このあとも取材で歩く予定。腹をやってしまったらシャレにならんので、今回は普通のタンメンを注文しました。

ところが周囲のお客さんはセットを頼んでる人ばかり。単品は私だけ?
なんて思ってたら、厨房からガンガンガン!と中華鍋を振る音が。おおっ、ちゃんと野菜を炒めてる!この音を聞くだけで期待は膨らみ、腹は凹んできます。
トナリは案の定バチクソ美味かった

さて、運ばれてきたタンメンを見て、真っ先に目が行ったのは…どんぶりの下のステンレス皿(笑)。陶器と金属の組み合わせが妙に…かっこいい。
いや、料理を見ろよって話ですが、野菜がすごい!もやし、キャベツ、ニラ、ニンジンが山盛りです。で、ひと口食べてびっくり。野菜がちゃんと野菜炒めとして美味い。
普通のタンメンだと野菜にスープをかけて食べることもありますが、これはそのままで十分。シャキシャキで旨味があって、味付けも絶妙。さらにスープがすごい。

あっさり塩味ではなく、豚骨っぽい濃厚さと少しとろみがある。そこへ生姜が効いてます。
実は注文時に「生姜入れますか?」と聞かれ、反射的にお願いしてから「しまった…」と思ったんですが、これが大正解。濃いスープと生姜が見事に合う!

そして麺は、箸で持ち上げるのも重たいほどの太麺。もちもちで歯ごたえも喉ごしもよく、野菜にもスープにも負けません。これだけ野菜が入って840円なら、むしろ安いでしょ。
しかも昼飯を食べたあとだったのに、気づけば完食。食えば食うほど腹が減るって、どういうこと?冗談抜きで、もう一杯いけそうでした(笑)。
美味いタンメンには敬意を払いたい

食べ終わって後悔したのが、セットを頼まなかったこと。餃子も唐揚げも半チャーハンも、200円台で追加できたのに!
でも帰宅後、メニューを眺めながら「次は何を頼もう(再訪前提笑)」と考えても、答えが出ない。どれも美味そう。でも違う。私はあのタンメンを、タンメンだけで食べたい。
実は私の父が無類のタンメン好きで、子供の頃、出かけるたびに「タンメン食うか」と言ってきました。でも当時の私は「なんでラーメンに野菜乗せるんだよ」と…、正直好きじゃなかった。

それが大学生の頃、突然「無性にタンメンが食いたい病」を発症。一人で街中華へ行き、そこで食べた一杯が…、美味かった。あの日、私は精神的にタンメン童貞を卒業したんです(笑)。
以来、私にとって「タンメンを美味いと思えること」は、大人の証し。だから本当に美味いタンメンには、余計なものを足したくない。餃子もチャーハンも私にはノイズ。

大盛りにすれば、今度は腹の限界がノイズになる。トナリのタンメンは、人生で一、二を争う美味さでした。だから次も注文するのは、きっと普通のタンメンを一杯。
それしか食わないけど…毎日食いたい、そんなタンメンでした。






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