CoCo壱のカレーうどんって、まずいの?そんな疑問を持った方に向けて、今回は実際に「旨辛にんにくカレーうどん(チーズトッピング)」を注文し、その味をじっくり検証してみました。
カレーそのものは安定の美味しさ。それなのに、うどんと組み合わせた瞬間「なんかイマイチ…」という声が上がるのはなぜなのか?
本記事では、「①CoCo壱のカレーうどんがは本当にまずいのか?」、そして「②カレーとにんにくは本当に合わないのか?」という2つの観点から検証しています。
注文を迷っている方にとって、判断材料として役立つ内容になっているはずです。
CoCo壱のカレーうどんがまずいと感じられる3つの理由
うどんは「普通」に美味しいが期待値に届かないのかも

CoCo壱のカレーが美味しいのは、もはや常識レベル。だからこそ「カレーうどんもきっと旨いはず」と期待が高まるのは自然な流れです。
ところが実際に食べてみると、うどんは可もなく不可もなく「チェーン店のうどんとしては十分」という程度。
モチっとした食感で悪くはないのですが特別な驚きもなく、あくまで「普通に美味しい」止まりです。
問題なのはカレー側の完成度が高いため、うどんの印象が相対的に見劣りしてしまうことです。これはうどんの出来が悪いわけではなく、むしろ相方が優秀すぎることによるギャップ。
さらに和風だしなどでアレンジされているわけでもなく、基本的には「そのままカレーをかけたうどん」という構成なので、「CoCo壱の本気感」を期待していた人ほど物足りなさを感じるはずです。
揚げ物を避けた日のチョイスは「寂しさ」が残るのかも



CoCo壱でカレーうどんを選ぶタイミングは、「今日はちょっと軽めにしたい」と思った日が多いのではないでしょうか。
揚げ物を避けたい体調の日やカレーライスが連続したタイミング、そんなシチュエーションでつい手が伸びる一品です。ところが、そこで「ちょっとした落とし穴」があります。
実際のカレーうどんはネギと少量の豚肉が乗っているだけの非常にシンプルな見た目。いつもの「ガッツリ系CoCo壱」をイメージしている人ほど、「あれ、これだけ?」という印象を抱きやすい構造です。
しかも麺類という特性上「トッピングなしでもいいか」と素のまま頼んでしまうことも多く、それが余計に物足りなさを引き出します。
味自体は悪くないのに視覚的な満足感が追いつかない ─ そのギャップが「まずさ」と誤解される原因になっているかもしれません。
食後にルーが余りすぎて最後が重たく感じるのかも



うどんを食べ終えたあと、どんぶりに残るのは ─ フルスペックのCoCo壱カレールー。量は控えめかと思いきや意外と多く、特に辛さを増していた場合はパンチが強めに残ります。
七味やとび辛スパイスなどでスパイシーにカスタムしていた場合には、後半のルー単体が「しんどさ」として印象に残るケースも。
ライスと一緒なら味の強さも調整できますが、うどんではそれができません。麺を食べ切ったあとにルーが中途半端に余り、「これどうしよう…」と手が止まってしまうことも。
単品ライスを追加して「締めカレー」にする選択肢もありますが、初見ではそこまで想定していない人も多いかもしれません。
結果として「最後がきつかった」というネガティブな後味が残り、それが「まずかった」という印象に変わってしまう恐れがあります。
にんにくとカレーの相性は悪いのか?感じた3つの違和感
にんにくは甘くて美味しい。でも存在感が強すぎる

今回の旨辛にんにくカレーうどんで最も驚かされたのは、にんにく単体の美味しさです。真っ赤な見た目に反して味はまるで栗のように甘く、ホクホクとした食感。
辛さや刺激ではなく優しい甘みとコクが前に出てくる印象で、「これはこれでアリだな」と思えるクオリティでした。
ただ ─ その完成度の高さが逆に「浮いている」ようにも感じてしまいました。にんにくが別皿で提供されることもあり「このタイミングで食べとくか」と、まるで単品のおかずのような立ち位置に。
カレーに沈めるでもなく、うどんと一緒に口へ運ぶ流れも自然には生まれず、常に「隣にいるけど交わらない」存在になっていました。
美味しいのにどこか溶け込まない。それが最初に感じた違和感でした。
味がケンカしてるわけじゃないけど溶け合っていない

にんにく、カレー ─ それぞれの味は完成度が高く、個別にはどれも美味しいんです。にんにくは甘くてホクホク、カレーはスパイシーで濃厚、うどんはシンプルながら食感しっかり。
にもかかわらず、全体を一緒に食べたときに「まとまり感」が感じられませんでした。
たとえるなら「仲は悪くないけど会話が続かない2人組」のような空気。味がケンカしているわけではないのに、ただ並んでいるだけで組み合わせた意味が伝わってこない。
1+1が2にはなっても、3や4にはならない印象です。
料理は組み合わせに「意図」や「説得力」があると満足度が跳ね上がります。でもこのメニューは「なんでこの2つを合わせたんだろう?」という問いが、食後もずっと残ったままでした。
にんにくとカレーは意外にも「強すぎて合わない」組み合わせ

一見、にんにくとカレーは相性が良さそうに思えます。どちらもコクやパンチのある食材で、スタミナ系メニューには定番の組み合わせでもあります。
ですが、今回改めて食べて感じたのは「主張の強さが似ているからこそ、噛み合いにくい」という点でした。
にんにくもカレーもそれぞれが前に出たがる味なので、並んだ瞬間に「主役争い」が起きてしまう。結果として、どちらの良さも印象に残らないまま終わってしまいます。
例えるなら、どちらもボーカル志望のメンバーで構成されたバンドのようなもので、ハーモニーが生まれない。
にんにくとカレーは絶望的に合わないわけではないですが、「味のリードをどちらが取るか」の設計がなければ結局はまとまらない。強い味同士は、使い方を間違えると衝突します。
まとめ

この記事ではCoCo壱のカレーうどんが「まずい」と言われる理由と、カレーとにんにくの相性について検証しました。
実際に食べてみて感じたのは味のクオリティではなく、食べ終わったときに「物足りなさ」が残ることです。具材は控えめで、食べきったあとにはルーだけが残り、締めにどうすればいいか悩む。
その終わり方が全体の満足感を下げていると感じました。
またカレーとにんにくはそれぞれ美味しいものの、組み合わせたときにうまく噛み合っていない印象がありました。どちらも味の主張が強いため、合わせた結果「味の焦点」がぼやけてしまう。
カレーとにんにく、それぞれの味は悪くないのに合わせたことで特別な相乗効果も感じなかった。
別々に食べたほうが良かったんじゃないか ─ そう思ってしまった時点で、この組み合わせは成功とは言えなかったのかもしれません。
編集後記

今回は「CoCo壱のカレーうどんってまずいの?」という声を受けて、実際に食べてレポートしてみました。私はCoCo壱がめちゃくちゃ好きで、週に何度も通ってしまうほどのCoCo壱マニアです。
でもさすがに何日も連続でカレーライスを食べていると、「今日はちょっと変化球ほしいな」と思う日もあるんですよね。
そんな時に助かるのが、CoCo壱「カレーうどん」や「カレーラーメン」。正直これってカレー続きのお客さんへの「逃げ道」として用意された、CoCo壱の優しさだと思っています。
実際、私も「昨日はカレーだったから今日はうどんにしとこ♡」というパターン、よくあります。
ちなみに普段はCoCo壱の20辛を普通に食べられる私ですが、今回は10辛にとどめておきました。というのも、この日は翌朝から出張で長距離移動があったので、お腹の安全を優先した結果です。
でもこのカレーうどん、実は「隠れ激辛メニュー」なんですよ。カレーの辛さは20辛まで選べるし、標準で七味も付いてくる。つまり「20辛」+「七味」=「実質21辛超え」。
さらに飛び辛スパイスが設置されている店舗であれば超激辛チャレンジも可能。
というわけで、激辛好きな方はぜひチャレンジを。私は「CoCo壱のカレーうどん、普通にうまい」と思ってます。気になる人は一度試してみてください!
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