日本最大のターミナル駅である、東京駅。そんな東京駅に、昔ながらの人情食堂が…と思ったら、ここはなぜか埼玉県。東武動物公園駅から徒歩15分ほどの場所にある、小さな食堂です。
確かに「東京駅」という看板が掲げられていますが…赤レンガ造りの駅舎とはまったく違うし、東武線の「踏切の音」が聞こえるような気はするけど…改札も線路も見当たらない。
もうツッコミどころ満載すぎて、気になってしかたないって人も多いでしょう。
というわけで、今回は実際に東京駅食堂へ行って、限定7食のステーションランチを食べてきました。そのときの様子を、そのまま書いていきます。
埼玉県杉戸町なのに「東京駅食堂」だった


東武動物公園駅は、遊園地や動物園がある西口と、杉戸町が広がる東口では雰囲気がまったく違います。オシャレな西口に対して、東口はド田舎…いや、昔ながらの街並みが残るエリアです。
実はこの駅、昔は「杉戸駅」という名前だったそうで、東京駅食堂は当時、杉戸駅に勤めていた先代が「東京駅への憧れ」からそう名付けたんだとか。(関連サイト)


お店は旧日光街道から少し入った場所にあるので一瞬分かりづらいのですが、街道沿いに赤い「ラーメン」の幟が立ってるので、それが目印になってます。
ただ、この道が意外と曲者。地元の車が結構な勢いで走っているので、徒歩でもそれなりに気を遣います。なので車で来る場合は、慣れていないと少し入りづらいかもしれません。
周辺には古い家や蔵も残っていて、いかにも昔の日光街道といった雰囲気。駐車場は3台分ほどありますが、タイミングによっては埋まってしまいそうなので、ピーク時間帯は避けた方が安心かも。



そしてお店の外観は…、まさに昭和の「ザ⭐︎食堂」。見てるだけでも、お腹が減ってきます。ただ、どの角度から眺めても、東京駅じゃありません。
赤レンガ駅舎もなければ、新幹線もない。なのに、堂々と掲げられた「東京駅」の看板。このツッコミどころ満載な感じが、やっぱり気になってしまいます。
限定7食のステーションランチを食べてみた


ちなみに、今回はクチコミで評価が高かった「ラーメンとカレーのセット」にしようと思ってたんです。ただ、店内では「焼肉チャーハンセット」がおすすめされています。
なので、どうしようか悩んでたんですが、どうせなら「限定7食のステーションランチはまだありますか?」とワンチャン聞いてみることにしました。
すると店員さんから返ってきたのは「はい、ありますよ」という返事。これは…、杉戸の女神が微笑みました。


注文してから15分ほど待ちましたが、その間も厨房からは揚げ物や炒め物を作る音が聞こえてきます。
だんだん「なんか…面倒なもの注文しちゃったかな」と、少し申し訳ない気持ちになりましたが、運ばれてきた料理を見て驚きます。
オムライスは思ったより大きいし、揚げ物もかなり多い。足りなければ追加で何か頼もうと思ってたのに、その考えは完全に消え去りました。


しかも食べ進めると、隠しポテフラまで出てくるというサプライズ付き。また、ナポリタンの代わりにソース焼きそばという、ソース大好き・埼玉県らしいグッチョイス。
スープもオニオンスープかと思いきや、実は中華風の鶏ガラスープ。「これチャーハンのやつやん!」と思わず笑ってしまいました。
洋食なのか中華なのか、よく分からない。でも、それが妙に楽しいランチでした。
味以上に印象に残った人情食堂の優しさ


ステーションランチのお味は、まさに「大人のお子様ランチ」といった感じ。ただ、手抜きをしたような印象はまったくありません。
オムライスはお母さんが作ってくれたような懐かしい味で、揚げ物もサクサク系というよりガリッとしっかり揚がったタイプ。ここは好みが分かれるかもしれませんが、私は結構好きでした。
フルーツ、サラダ、揚げ物、オムライス、焼きそば、スープまで付いていて、とにかく「黄色と茶色のフルコースやぁ〜」といった感じ。


全体を通して、「ちゃんとお腹いっぱいになってほしい」という気持ちが伝わってくるようなランチでした。
さらに面白かったのが、私が食べている途中で入ってきた常連さんたち。「この前よりちょっと値上がったんじゃない?」なんて話をしながら注文してたのは、カツ丼やミックスフライ定食など。
でも運ばれてきたのは、どれもかなりのボリュームでした。どうやら常連さんたちはステーションランチではなく、コスパの良い「普通のメニュー」を選ぶことが多いようです。


そう考えると、限定7食でも意外と行けるかもしれません。実際、私が訪問したのは休日の12時半ごろでしたが、普通に注文できました。
それにしても、不思議なものです。東京駅に憧れて付けられた店名ですが、食べ終わった今、私は東京駅のランチより、こっちの方が魅力的に感じてしまいました。






コメント