レイクタウンで閉店ラッシュ?:現地調査でわかったポジティブな変化とは

レイクタウンで閉店ラッシュ?:現地調査でわかったポジティブな変化とは 歩く

レイクタウンに関する「閉店ラッシュ」の噂を耳にし、不安を感じた方に向けてこの記事をお届けします。

SNSやネット上では「レイクタウンはもう終わりかもしれない」という声も見られましたが、果たして本当にそうなのでしょうか。

実際に現地を歩いて確かめた結果、噂とは異なるポジティブな現状が見えてきました。

この記事ではレイクタウンで今何が起きているのか、どのような変化が進んでいるのかを具体的にお伝えします。

不確かな情報に惑わされずリアルな現場の空気を知りたい方にとって、有益な判断材料になるはずです。

 

レイクタウンで閉店ラッシュ?噂の背景と広がり

SNSやネットで拡散された「閉店ラッシュ説」

SNSやネットで拡散された「閉店ラッシュ説」
イメージです

近年、レイクタウンに関する「閉店ラッシュ」という言葉がSNSやネット記事上で目立つようになりました。

特に2024年から2025年初頭にかけて複数のテナントが入れ替わったり、空きスペースが目立ったことから「シャッター街化しているのでは?」と不安を感じる声が広がりました。

ユーザーの間では「昔に比べて寂しくなった」「ガチャポンコーナーばかり目立つ」といった投稿も散見され、徐々に「レイクタウン=閉店が相次いでいる」というイメージが定着し始めた印象です。

特に大型ショッピングモールは地域経済の象徴でもあるため、わずかな空き店舗でもセンセーショナルに捉えられやすい傾向があります。

こうして実態以上に「レイクタウン閉店ラッシュ説」が独り歩きし始めました。

なぜ不安が広まったのか?:大型店舗の一時閉鎖の影響

なぜ不安が広まったのか?:大型店舗の一時閉鎖の影響
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レイクタウンに対する不安が広がった背景には、単なるテナント移動以上に「大型店舗の一時閉鎖」が与えた心理的インパクトが大きく関係していました。

たとえば無印良品など、知名度の高い店舗が一時閉店を知らせる貼り紙を出していたことで、訪れた人々に「こんな大手まで撤退するのか」という誤った印象を与えてしまった側面があります。

実際にはこれらの閉鎖は単なる撤退ではなく「売場拡張」や「移転リニューアル」のための一時的な措置でした。

しかし店舗が一時的に閉まっている様子だけを見れば、事情を知らない来訪者にはネガティブなイメージが先行してしまうのも無理はありません。

このような要素が複合的に絡み合い、閉店ラッシュという言葉が一人歩きする結果につながったのです。

 

現地調査(2025年4月):実際に歩いて見えたリアル

mori館:改装・移転中心でポジティブな動き

mori館の現地調査では、いわゆる「閉店」というより、明らかに前向きな改装や移転が中心であることがわかりました。

3階では改装中の店舗が2店舗あり、どちらも「カミングスーン」と書かれた張り紙が掲示され、すでに新店舗の工事が始まっている状態でした。

撤退したまま放置されているような様子はなく、次の展開に向けた準備が着実に進められている印象を受けます。

mori館:改装・移転中心でポジティブな動き
mori館-2F

また、2階でも工事中のスペースが見受けられましたが、こちらはkaze館にあった無印良品がmori館2階に移転してくるための工事スペースであり、これも前向きな動きの一環です。

1階については、すべての店舗が通常営業しており、特に空きテナントが目立つような状況は見受けられませんでした。

なお、現地調査は歩きながらの目視確認のため、細かな見落としがある可能性はありますが、全体としては活気ある印象が強く残る結果となりました。

kaze館・アウトレット:ほぼ通常営業、空きテナントは見当たらず

kaze館の現地調査では、2階にあった無印良品が2025年3月31日をもって閉店し、mori館2階へ移転するための作業が進められていました。

これも単なる閉鎖ではなく売場拡張を伴うポジティブな動きです。

1階の成城石井も現在のスペースからより広い場所へと移転するため一時閉鎖中となっていましたが、2025年5月16日にリニューアルオープンすることが告知されています。

アウトレットエリアについてもフロアガイド上では若干の空きが見受けられたものの、実際に歩いてみた限りではほぼすべてのブランド店舗が営業しており、空きテナントの印象は感じられませんでした。

そのため現場の体感としては「閉店ラッシュ」とは程遠く、むしろ活気のあるショッピング空間が広がっていました。

館内の雰囲気:客足も多く活気を感じた現場の様子

館内の雰囲気:客足も多く活気を感じた現場の様子

現地を歩いて強く感じたのは、レイクタウン全体の「活気」でした。特にフードコートや通路では休日らしい賑わいがあり、多くの来館者が行き交っていました。

飲食エリアでは席を探すのに苦労するほどの混雑も見受けられ、施設全体に活気が満ちている様子が印象的です。

また店内各所では催事スペースやポップアップショップが活発に展開されており、単なる「店舗の数」以上に空間全体が生きているように感じられました。

さらに、空きテナントが長期間放置されている様子も見当たらず、むしろ「次の店舗オープンに向けた一時的な準備期間」という前向きな空気が漂っています。

シャッターが閉まったままのスペースもなく、レイクタウンは今、確実に次のステージに向かって動き出していると実感しました。

 

閉店ラッシュではなく、リニューアル期だった

無印良品の一時閉鎖が与えた誤解

無印良品の一時閉鎖が与えた誤解

今回の現地調査では、レイクタウンに対する不安を大きくした要因の一つが「無印良品の一時閉鎖」だったと改めて感じました。

無印良品クラスのビッグネームが閉まっていると、来館者の心理には強いインパクトを与えます。

「無印まで撤退するのか?」という誤解が生まれやすい状況でしたが、実態は「売場拡張のための移転リニューアル」でした。

これまでの売場では収まらないほど取扱商品を増やすため、より大きなスペースへと拡張する動きであり、撤退どころか、むしろ施設との連携を強める前向きな施策です。

一時的にシャッターが閉まっている光景だけを見ると、ネガティブに映るのも無理はありませんが、背景を知ればレイクタウンの今後にとってもプラスの動きであることがわかります。

新規オープン準備が進むテナントスペース

新規オープン準備が進むテナントスペース

mori館の3階を中心に、改装中・工事中となっていたスペースも、実際には新規オープン準備が進んでいました。

「カミングスーン」と掲示された区画ではすでに内装工事がスタートしており、単なる空きテナント放置とはまったく違う状況でした。

また館内各所で次の出店を予告するポスターや仮囲いが設置されており、次なるテナント誘致が順調に進んでいる様子が見て取れました。

以前に見られた「仮設ガチャポンコーナー」など、テナント空白を埋めるための一時しのぎスペースも、今回はほとんど見当たりませんでした。

これはレイクタウンの運営側が単なる数合わせではなく、次の展開をしっかり見据えてリニューアルを進めている証拠だといえるでしょう。

「空きテナント=衰退」とは限らないレイクタウンの現状

「空きテナント=衰退」とは限らないレイクタウンの現状

今回歩いてみて感じたのは、「空きテナントが存在する=施設の衰退」という単純な図式では語れないということです。

大型ショッピングモールにおいて、一定数の入れ替えや改装期間は常に発生するものであり、それ自体は異常なことではありません。

むしろ時代やニーズに合わせて店舗構成をリフレッシュし続けることが、モールの健全な成長には不可欠です。

レイクタウンでも工事中スペースの多くに「次」が決まっており、館内の動きに停滞感はまったく感じられませんでした。

SNSの「閉店ラッシュ」という表現は現地の実情とはズレており、レイクタウンは今まさにリニューアルを通じて、次のステージに進もうとしている真っ最中だと感じました。

 

まとめ

レイクタウンで閉店ラッシュ?:現地調査でわかったポジティブな変化とは

今回このテーマで記事を書いてみたのは、実は自分自身がちょこちょこレイクタウンに行っていて、ここ1年くらい「閉店、増えてきたな…」と肌で感じていたからです。

好きだったお店が閉店し、そこがガシャポンコーナーになってしまった時は正直ショックでした。それ以降も行くたびにガシャポンコーナーが増えているような気がして、少し不安になっていました。

特に今年の2月〜3月にかけては工事中のテナントが目立つ時期があって、「これ本当に大丈夫か?」と不安に感じたのは、自分だけじゃないはず。

だからSNSで「閉店ラッシュ」なんて言葉が出てきても、不思議ではなかったと思います。

とはいえ、今回あらためて現地を歩いてみたら、その印象はガラッと変わりました。むしろ元気すぎて撮れ高ゼロ(笑)。結果としてレイクタウンの「今」はとても前向きな状況でした。

もし過去の印象でレイクタウンを遠ざけていた方がいたら、この記事を読んだこの機会に、ぜひ一度、あらためて訪れてみてほしいです。

 

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