誰かが唐揚げにマヨネーズをたっぷり付けてたり、唐揚げ弁当にマヨネーズが入ってると、「油に油足してどうすんの?」と思ってしまう。
レモンだったら「さっぱりさせたいのかな」と理解できますが…、マヨネーズだと一気に「デブ食」イメージが強くなる。
今回は、唐揚げにマヨネーズをかける人がいる理由を、味の理屈だけではなく、白メシとの相性や、お店側の事情も含めて考えます。
また、とある食堂で唐揚げ系メニューを食べた時の話も交えながら、「そのままでも完成している揚げ物」に、なぜ人は「何か」を足したくなるのかを…見ていきます。
唐揚げにマヨネーズをかける理由

唐揚げにマヨネーズをかける理由として、よく言われるのが「酸味や塩味を足せるから」というものです。
マヨネーズは油だけでなく、コクや酸味も同時に足せるので、唐揚げの重さをやわらげつつ、味を濃くできる。また、白メシとの相性も強くなります。
ただ、「油に油足してどうすんの?」と思う人がいるのも事実でしょう。実際、唐揚げはそのままでも完成している料理で、下味も付いてます。

ただ、白メシと一緒に食べるとなると…ちょっと話が変わってきます。唐揚げは「ご飯のおかず」としては、ちょっと「パンチ不足」に感じるんです(デブ的には)。
特に弁当の唐揚げは、冷めてパサついてることもあるので、マヨネーズをかけると、食べやすさも変わってきます。
また、唐揚げは店によって下味の濃さが違うので、「ちょっと薄いな…」と感じた人が、自分好みに調整できるという役割もあるでしょう。
レモンは基本的に「さっぱり方向」にしか調整できませんが、マヨネーズはコクも酸味もカロリーも全部追加できるスーパープレイヤー。

しかもコストが安く、茶色一色に染まりがちな唐揚げ弁当に「マヨ白色」が加わることによって、見た目もキリっと整います。
これはフライドポテトにケチャップを添えるのと同じで、「色を足して料理を魅せる」役割もあるんでしょう。
つまり、唐揚げにマヨネーズが添えられるのは、マヨネーズが万能な調味料だからとも言えそうです。
なぜレモンは許せてもマヨはダメなのか

唐揚げといえば、避けて通れないのが「レモンをかけるか論争」です。ただ、この論争がどこで起きているか考えると…、たぶん居酒屋でしょう。
定食屋の場合、基本的にすべて自分の唐揚げなので、人と揉めることはありません。でも居酒屋の場合、唐揚げの領有権問題が発生します。
そこで誰かが先手を打ってレモンをかけると、「勝手にかけるな!」と紛争が起きる。つまり、あの「レモンバトル」は、居酒屋で起きている事案です。

ちなみに、居酒屋の唐揚げは「ご飯のおかず」ではなく、「お酒のつまみ」として出されます。揚げ物だけを食べてると重くなるので、レモンでさっぱりさせて酒を飲む。
実際、居酒屋で唐揚げを注文したとき、レモンは見かけても、マヨネーズが付いて来る店は少ないと思います。あったとしても、七味入りマヨネーズを添えた「ガッツリ系の安居酒屋」とかが多い印象です。

ただ、ここで気になるのが「チキン南蛮」の存在。あれはタルタルソースですが、ベースは結局マヨネーズ。そして、チキン南蛮は確実に白メシ泥棒の筆頭格。
そう考えると、唐揚げ&マヨネーズも、「白メシを食べるための揚げ物」と考えれば…、そこまで不自然でもないのかもしれません。
それでも白メシを食うにはマヨがいる


唐揚げで白メシを食うにはマヨネーズいる!これを体現しているようなメニューが、しんぱち食堂の「鶏山賊揚げ定食」です。
ちなみに山賊揚げ(山賊焼き)というのは、ざっくり言えば「でっかい唐揚げ」みたいなもの。
詳しくはこちらの記事で紹介してますが、下味がしっかり付いていて、そのままでも普通に食べられるタイプの料理です。もちろん、自分もそれは知ってました。



でも、その日はかなり歩いたあとで、しかも定食が来る前から生中を2杯キメてしまったこともあり、料理を受け取った瞬間、ほぼ無意識で「ソースかけなきゃ」と思ってしまったんです。
そしてカウンターまで行って、わざわざソースを取ってドバッと…。つまり、人は「白メシを食べる」となった瞬間、無意識に「パンチ」を求め始めるんだと思います。
そして、ソースをドバがけした山賊揚げをチキンカツ的に美味しくいただいた後に、マヨネーズが定食にセットで付いていることに気付くという大失態。


つまり店側としても、「これはマヨネーズを付けると美味しいですよ」という前提で出していたのに…、ソースで食った男がここにいる。まあ、美味しかったからいいですけどね…。
結局、唐揚げにマヨネーズが添えられる理由って、単純に「味が足りないから」だけではないんだと思います。見た目を整えるとか、味を調整しやすいとか、理由はいろいろある。
ただ、その中でも「白メシを気持ちよく食べる」という役割は、かなり大きいのかもしれません。






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