「謎うなぎ丼って本当にまずいの?」と気になっている方に向けた記事です。
スーパーやコンビニで見かけたけど手に取る勇気が出なかった、あるいはSNSで話題になっていて気になっていた、そんな人にとって、この商品の正体や味の実力は気になるところです。
この記事では実際に謎うなぎ丼を購入し、開封から調理、実食までの様子を丁寧にレビューしました。
見た目や食感、味の印象などを正直にまとめているので、読み終えるころには「買ってみるかどうか」が自分の中で自然に判断できるはずです。
謎うなぎ丼を実食して分かったこと
丼の中身は乾燥米とわずかな具材

フタを開けると、真っ先に目に入ってくるのはたっぷり入った乾燥米。その中に、黒っぽい小さなかけらが数個だけ混ざっているのが見えました。
具材の量はごくわずかで、全体としてはシンプルな見た目です。パッケージには「うなぎ不使用」とはっきり記載されていますが、それでも「謎うなぎ丼」という名前とのギャップはやや大きめ。
目に見える範囲では、うなぎらしさはあまり感じられませんでした。さらに乾燥米がカップ全体に広がっているため、これがお湯を注いでどんな仕上がりになるのか少し不安にもなります。
カップ麺のような見た目のインパクトはなく、初見では味のイメージが湧きにくい印象。見た目からは完成形が想像しにくい、ちょっと不思議な食べ物です。
お湯を注ぐと米が浮く調理の落とし穴

お湯を注ぎ始めたとき、最初に戸惑ったのはお米がふわっと浮き上がってきたことでした。
カップ麺のように目印の線までお湯を注ごうとしたのですが、米が浮いて線が見えなくなり、どこまで入れたらいいのか分からなくなってしまいます。
最終的には少し少なめで止めたのですが、あとから見るとやはりお湯が足りなかったようで、上の方のお米がうまく戻っていませんでした。見た目はシンプルでも、注ぎ方には意外とコツがいる商品です。
なのでカップ麺の感覚で適当に作ると、思っていた仕上がりにならないかも。特にお湯の量は多すぎても少なすぎても影響が出そうなので、線が見えづらくても正確に注ぐ意識が必要です。
ちょっとした油断で食感が変わってしまうのが、この商品の難しさかもしれません。
5分後に現れたのは謎うなぎ粥

タイマーが鳴ってフタを開けると、そこにあったのは「うなぎ丼」というより、お粥のような柔らかいごはんでした。水分を多く含んでいて、見た目はかなりあっさりしています。
具材は全体に混ざってしまい、目を凝らしてもはっきりとは分かりませんでした。
パッケージに描かれていたイメージとは少し違い、「丼」というより「うなぎ風味の雑炊」といった印象が近いかもしれません。
あらかじめ混ぜてから食べる前提なのか、上から見ても特徴的な見映えはありませんが、しっかり混ぜればご飯は均一に戻っていて、食べる準備としては問題ありませんでした。
食感も含めて期待していたものと違うからこそ、そのギャップをどう受け止めるかがこの商品の評価を分けるポイントになりそうです。
謎うなぎ丼は美味しいかまずいのか
炭火タレが効いたリゾット風の味わい

実際に食べてみると、うなぎ丼とは少し違う印象を受けました。ご飯全体に甘辛いタレの風味がよく染みていて、炭火で焼いたような香ばしさもしっかり感じられます。
具材の存在感はほとんどありませんが、その分ごはんに味がよくなじんでいて、リゾットのようなまとまりがあります。
お粥よりはやや硬めで、ご飯の粒感も残っており、見た目以上にしっかりした食べごたえがありました。
うなぎの風味を期待すると少し物足りなさはありますが、タレごはんとして見れば意外と完成度は高め。見た目に驚いても、ひと口目で印象が変わるタイプの味だと思います。
名前とのギャップはあるものの、味だけで評価すれば「意外と悪くない」と感じられる仕上がりでした。
まずいと言われる理由は期待値のズレ

「まずい」と言われる理由は、味そのものよりもイメージとのズレにあると感じます。パッケージには「うなぎ不使用」と書かれていますが、肝心の謎うなぎはごくわずか。
その存在感はかなり薄く、全体の見た目も「丼」というより「水分の多いお粥」のような仕上がりです。
いわゆる「謎丼」を期待していた人にとっては、思っていたものとは違うという印象になるかもしれません。ご飯も「ふっくら」というより「しっとり」していて、食べごたえは控えめ。
なのでしっかり食べたい時には物足りなさを感じる可能性があります。ただネタ系の商品として買っていれば、こうしたズレも含めて楽しめる部分。
この商品に対して何を求めるかによって、評価が分かれやすいタイプといえそうです。
ネタとして楽しめるSNS映え要素

この商品の魅力は、味そのものよりも話題性にあるような気がします。
「謎うなぎ丼」というインパクトの強い名前だけでも目を引きますが、パッケージに堂々と「うなぎ不使用」と書かれている潔さも印象的。
初めて見たときの驚きや疑問、そのまま写真に撮って誰かに共有したくなる面白さがあります。
実際に調理してみても、完成後の見た目には独特のインパクトがあり、「うなぎ丼っぽさが全然ない」というギャップも含めてネタになる。
味の評価とは別に「こんな商品あるんだ」と思ってもらえるだけでSNS上では成立しちゃうタイプ。話題のきっかけとして、あるいはちょっと変わった体験をしてみたいときにぴったりです。
手軽に試せて、少し笑える。そんなところがこの商品の面白さかもしれません。
まとめ:謎うなぎ丼の最終評価
「謎うなぎ丼」という名前から思い描くイメージと、実際に食べてみた中身には確かなギャップがあります。完成した状態はうなぎ丼というより、「炭火焼きうなぎのタレリゾット」といった印象。
具材は控えめで、うなぎらしさを感じる場面はまったくありません。それでも炭火風の香ばしいタレは風味がよく、ご飯との相性も悪くない。
いや、正直「これ、美味しいかも…」と思ってしまったのがちょっと悔しいくらいです。とはいえ、ボリュームは少なめで価格もやや高め。
日常的にリピートするというよりは、一度食べてクスッと笑えれば良いのかな?という商品な気がします。味を求めるより「謎」という言葉に惹かれて手に取る「ネタ性」こそが、この商品の一番の魅力。
明日の話のタネになれば、それだけで十分かもしれません。

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