テンホウで一番人気のメニューはこれ!:食べてわかったランキング上位の実力とは

テンホウで一番人気のメニューはこれ!:実際に食べてわかったランキング上位の実力とは 食べる

テンホウは、長野県では知らない人がいないほど定番のラーメンチェーンです。

ただ観光や出張で初めて訪れた県外の人にとっては、メニューの多さに「どれを頼めばいいのか…」と迷ってしまうこともあるかもしれません。

実際、私も今回が初訪問でかなり迷いました。この記事ではそんな経験をもとにいくつかのメニューを食べ比べ、初テンホウでも後悔しないためのヒントをまとめています。

読むだけで、注文が少しラクになるはずです。

テンホウの一番人気はタンタンメン!

口コミや店内でも推される定番メニュー

テンホウといえばやっぱり「タンタンメン」。事前に調べてみても、口コミやブログでとにかく名前がよく出てきますし、「迷ったらこれ!」と紹介している人も多く見かけます。

実際に店内のメニューを見ても、タンタンメンの扱いはかなり特別です。メニュー表には「人気メニューお得セット」としてしっかり登場。

味玉付きで餃子もついて、これを選べばまず間違いないという雰囲気が漂っています。一方で「テンホウメン」という店名を冠したラーメンもありましたが、こちらは控えめに載っているだけ。

王道っぽいネーミングなのに、意外にも主役ではないんだなという印象。ラインナップ全体を見渡しても、やっぱりこの店の中心にいるのはタンタンメンだと感じます。

実際に食べて感じたタンタンメンの魅力

実際に食べて感じたタンタンメンの魅力
タンタンメン

タンタンメンのスープをひと口飲んだ瞬間、「あれ?飲み物じゃん!」と感じました。ドロッと濃厚な担々麺を想像していましたが、それとは全然違います。

テンホウのスープはとにかくサラサラ。軽くてスッと喉を通っていく感覚がすごく気持ちいいんです。味はあっさりめですが、ひき肉の旨みがしっかり出ていて、物足りなさはまったくありません。

ゴマの香りはほんのりとやさしく、クセや強い匂いはほとんど感じません。細めの縮れ麺がスープをきれいに絡め取ってくれるので、どんどん箸が進みます。

全体的にやさしい味わいですが、芯のある美味しさ…何よりもあえて派手さを抑えたところに、テンホウらしさがあるのかもしれません。期待をいい意味で裏切ってくれる、そんなタンタンメンです。

辛くないから子どもでも食べられる安心感

辛くないから子どもでも食べられる安心感
タンタンメン

テンホウのタンタンメンは、見た目に反して実際にはほとんど辛くありません。辛さに敏感な人でも気にせず食べられるくらいで、お子さんでも問題なさそうです。

刺激はほとんどなく、全体的にまろやか。担々麺は「ちょっと重たそう」「辛そう」って構えてしまいがちですが、テンホウのタンタンメンは全然ちがい、むしろやさしくて飲みやすい印象です。

ゴマの香りも強すぎないから、初めて担々麺を食べる人にも向いています。ひき肉の旨みや食感がちゃんと効いているので満足感もあり、無理にガツンと来なくても「美味い!」が自然に感じられる味。

家族みんなでシェアできそうな、ちょっとほっこりするメニューです。

 

食べてわかった!他にもおすすめしたいメニュー

味で一番衝撃を受けた「香味ねぎ塩らーめん」

味で一番衝撃を受けた「香味ねぎ塩らーめん」
香味ねぎ塩らーめん

テンホウといえば味噌ラーメンや揚げ物やニンニクラーメンが主力というイメージがあり、メニューを見ても「ガッツリ系」が前面に出ている印象です。そんな中で見つけたのが「香味ねぎ塩らーめん」。

ちょっとさっぱり系かな?と思いながら注文したのですが、これが想像以上の衝撃でした。

スープから立ち上る焦がしねぎの香ばしさにまず驚き、トッピングされた合鴨ロースのやわらかさと甘みがさらに印象を深めます。

鴨の脂がスープ表面に広がっているおかげで、スープは最後までアツアツ。体にスッと染み込んでいく塩加減もちょうどよくて、汗をかいたあとにこれ以上ないくらい染みました。

水筒に入れて持ち帰りたいと思うくらい印象に残ったスープ。塩ラーメンのイメージが変わるメニューでした。

次も食べたいと思ったのはシンプルに「ラーメン」

次も食べたいと思ったのはシンプルに「ラーメン」
ラーメン

今回食べた中で「また次も頼みたいな」と思ったのは、意外にもシンプルな「しょうゆラーメン」でした。

スープは澄んだしょうゆ味で、見た目も味もとても落ち着いています。ひと口すすると出汁の香りがふわっと広がり、やさしい味が口の中にすっとなじみます。

麺は細めの縮れ麺でスープとよく絡み、つるっと喉を通っていく感覚が心地いい。トッピングはチャーシュー、コーン、わかめ、メンマ、ねぎ。どれも全体を穏やかにまとめてくれています。

派手な演出があるわけじゃない。でも食べ終わるころには「なんか、また食べたくなるかも」と思わせてくれる。

他のメニューに比べれば地味だけど、次にテンホウに来たときに思わず注文してしまうのは…このラーメンじゃないか?そんな気がします。

セットで頼んで正解だった組み合わせ

セットで頼んで正解だった組み合わせ
ミニソースカツ丼

テンホウの「ミニソースカツ丼」は、ラーメンとセットで食べたとの満足感が抜群でした。カツは衣がしっかり揚がっていて、噛んだときのバキッとした歯ざわりが印象的。

かかっているのは甘みのあるソースで、ごはんとの相性も抜群です。その下には千切りキャベツが敷かれていて、シャキシャキ感が加わることで全体のバランスも整っていました。

サイズは小ぶりでも、食べていて物足りなさは感じません。そして何より驚いたのは、ラーメンと合わせても違和感がないということ。

むしろ後半に食べたときの味変的なポジションとして、ちょうどいい組み合わせでした。

ラーメンとごはんもののセットというスタイルは全国どこにでもありますが、このソースカツ丼との組み合わせはテンホウらしい個性だと感じました。

 

まとめ

テンホウで一番人気のメニューはこれ!:実際に食べてわかったランキング上位の実力とは
テンホウ 諏訪インター店

テンホウにはたくさんのメニューがありますが、初めて訪れる人にとって「何を頼めばいいか分からない」というのは正直なところ。

今回いろいろ食べてみて、一番人気とされている「タンタンメン」が本当に間違いないメニューだと実感できました。

でもそれだけじゃなく「香味ねぎ塩らーめん」のような意外な伏兵や、シンプルながらまた食べたくなる「ラーメン」など、魅力はそれぞれにありました。

「ソースカツ丼」との組み合わせも新鮮で、テンホウという店の奥行きを感じた気がします。観光や出張で諏訪を訪れる機会には信州そばや鰻だけでなく、こうした地元の味を楽しむのもおすすめです。

テンホウは次はどのメニューを選ぼうか、そんな楽しみが残るお店です。

編集後記

私は東京に住んでいます。長野に旅行すると、やっぱり食事はお蕎麦に流れがち。テンホウの名前は知っていたし、YouTubeで紹介されているのも何度も見ていました。

でも旅先で「ラーメンにしようよ!」と言い出すのって、ちょっと勇気がいるんですよね。しかもチェーン店。同行者を説得するのは、正直なかなか難しい。

だから、ずっと気になっていたのに行けなかったテンホウ。でも今回ようやく、そのタイミングがめぐってきました。諏訪大社にお参りする一泊二日の旅のなかで、初日はしっかり和食を堪能。二日目のお昼に「ラーメンでもいいかもね」という空気になり、ようやく諏訪インター店に立ち寄れました。

お店に入ってみて驚いたのは、客層の広さ。若いカップル、子ども連れの家族、ご年配のご夫婦。みんなが自然にラーメンを食べていて、それがすごく良かった。

観光地の特別な味、というより「日常にある地元の味」。それがテンホウなんだと思います。ラーメンも本当においしかった。特に塩ラーメンのスープは、正直言って水筒に入れて持って帰りたくなるほど。

東京にもあってほしい。そう思いつつ、「あの場所で、あの空気で食べたから良かった」とも思えました。次に長野を訪れるときも、きっとまた立ち寄ってしまう気がしています。

 

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