佐賀で「インスタ映えするスイーツ」を探しているけれど、どうにも情報が少ない…そんなモヤモヤを感じている人はいませんか?
この記事では、カフェ情報ではなく「佐賀の風景そのものをスイーツに見立てたら?」という逆転の発想で、佐賀の「地味かわ」な魅力をお届けします。
クリークや干潟、鉄道やお堀まで、思わず写真に撮りたくなる甘~い色や形が佐賀には詰まっていました。読み終えるころには、「映えるってこういうことかも」と新しい視点に出会えるはず。
佐賀旅行をちょっと違った目線で楽しみたい人にもぴったりです。
「#地味かわ佐賀」をスイーツ目線で撮ってみた
ナチュラルに甘い「アースカラー・スイーツゾーン」
佐賀の風景は、まるでお菓子の色見本帳みたい。自然がゆっくり重ねてきた土と水と光の色には、どこかほっとする甘さがあります。
ここではそんな「食べたくなるような」景色たちを、スイーツに見立てて紹介していきます。
佐賀クリーク:抹茶プリンのツヤめきスムース

まっすぐに伸びるクリークを見下ろすと、田んぼと水のラインがやさしく重なっていて、抹茶プリンの表面みたいな濃淡がきれいです。上から見るとグリーンとベージュがとろりと溶け合って、まるでカフェ仕立ての抹茶スムースみたいで美味しそう。
東よか干潟:チョコフォンデュの艶めきブラウン
干潟に差し込む光が水をまとった泥の表面に反射して、とろけるチョコソースみたいなツヤ感が生まれます。少しビターなブラウンがまさにチョコフォンデュの誘惑。干潟を「甘く撮れる」なんて、誰も想像しないでしょう。(Googleマップ)

六角川:ラテアートのマーブル模様

地図で見る六角川は、ラテアートみたいなマーブル模様。注がれたミルクが描く柔らかな曲線が、川の流れに重なって見えてくる。直線じゃないからこそ生まれる甘さと余白 ─ 地形で癒されるって、こういうことかもしれません。(Googleマップ)
シチメンソウ:ベリームースのくすみピンク
秋の終わりに海岸を染めるシチメンソウは、明るすぎない落ち着いたピンクがとっても上品。まるでベリームースのやわらかな表面をそっとすくったようなやさしい色合いで、自然が作ったスイーツみたいな可愛さです。(関連サイトを見る)

干拓地と佐賀平野:レモンタルトのグラデーション

どこまでも続く水田と空の境目が、ちょうどレモンタルトの断面みたいに見えた日があって。黄色から白へのグラデーションがきれいで、味より景色の甘さを感じた瞬間でした。広がりの中におしゃれなスイーツ感がある場所です。
ローカル感が可愛い「カルチャースイーツトーン」
佐賀に息づく暮らしや文化には、どこか懐かしくて愛らしい形があって、それがスイーツに見えちゃうことも。
地元の生きもの、伝統の集落、鉄道のフォルム ─ そのひとつひとつに、ちょっと個性的でローカルな甘さが宿ってます。
ムツゴロウ:エクレアフォルムが愛おしい
干潟にぴょこぴょこ顔を出すムツゴロウ、その姿がどうしてもエクレアに見えちゃいます。ツヤっとした背中に焦げ目みたいな模様、ぷっくりした形も絶妙。実食レビューの記事もあるので、合わせて参考にしてみてください。


ワラスボ:黒糖ゼリーの深リッチブラウン

見た目はかなり強面なワラスボだけど、色味だけ見れば黒糖ゼリーそっくり。しっとり深いブラウンと質感に、どこか大人のスイーツっぽさがにじんでます。ちょい渋めなのにクセになる、佐賀らしさ満点の存在です。
環濠集落:バウムクーヘンの年輪デザイン
水の輪に集落が広がる環濠集落。航空写真で見ると、まるでバウムクーヘンみたいに年輪が重なって見えます。人の暮らしが何層にも折り重なった甘さがあって、見れば見るほど愛着のわくスイーツ形地形。卑弥呼様も食べてたのかな。

唐津線:塩キャラメルプリンのクラシックトレイン

のんびり走る唐津線の車両は、どこか塩キャラメルプリンを思わせる色合い。国鉄時代のパティシエが作った「キハ47」はちょっとレトロで少しビター。でもどこかやさしいツヤ感があって、クラシックなスイーツみたいな存在感。
リレーかもめ:ホイップロールの2層スイーツ
ネイビーラインの白い車体は、まるでふわっと巻いたホイップロールケーキのよう。でも近づいてよく見てみると「鼻先にびっしり虫」。甘すぎて虫が集まっちゃったのかも。旅の途中で出会う「本気でスイーツ認定された」特急です。

ノスタルジーが甘く香る「まちスイーツパレット」
佐賀の街を歩いていると、どこかで子どもの頃の記憶に触れたような気分になったりまします。レトロな駅、古い商店街、淡い色の景色。
そんな「じんわり甘い」まちの風景を、スイーツに例えて味わってみました。
かしわめし:スイートポテトモンブランのほっこりカラー

やさしい茶色にほんのり黄色をまとったかしわめし。その色合いがスイートポテトモンブランみたいで、見るだけでなんだかあったかくなります。見た目も味も「ほっとする甘さ」がにじんでる、佐賀(鳥栖)で定番のお弁当です。(関連サイトを見る)
はなわ花輪:苺ショートのレトロピンク
開店祝いに贈られていた「はなわ」の名前入り花輪。そのど派手なピンクと白の組み合わせが、まるで苺ショートケーキに乗った昭和レトロなクリームデコみたい。ちょっと笑えて、でも愛しさがこみ上げてきました。SAGA〜佐賀〜♪

昭和ミスド:オールドファッションのクラシックイエロー

駅の中でパッと目に飛び込んできたのは、黄色と赤がレトロ可愛い昔の看板。現代のミスドとの並びが、まるでオールドファッションをポン・デ・リングにしたような斬新さ。懐かしさという甘さを感じられる、奇跡の店舗です。(Googleマップ)
佐賀城のお堀:ミラーケーキのリフレクトブルー
風のない朝、静かに空を映すお堀の水面は、まるでミラーケーキのようなリフレクトブルー。でもこのケーキ(お堀)、ただ美しいだけじゃなく雨水をためて街を守る「治水スイーツ」。佐賀の甘さは、ちゃんと役に立っているんです。(Googleマップ)

大町町:もう「大町」でよくね?的なタルトタタン

町名の「大町町(おおまちちょう)」って、「町」が2回も出てきて「もう大町でよくね?」ってツッコミたくなる。そんなもっさり感が、タルトタタンの詰まり感とシンクロする。どっちも短縮して「大町タルトン」作ってほしいレベル。(大町町HP)
「#映えない」じゃなくて「#染み映え」佐賀
「佐賀ってあんまり映えるスポットないよね」なんて言われることもあるけれど、本当にそうでしょうか?たしかに派手な観光地やポップな装飾は少ないかもしれません。
でも佐賀の魅力は、そういう「わかりやすさ」とは違うところにあります。
広がる干拓地の静けさ、ゆったり流れる川の色合い、夕日に照らされたお堀の水面 ─ それらはまるで、ゆっくり染みこんでくる優しい甘さのよう。
じっと見ていたくなる、そっとシャッターを切りたくなる、そんな「染み映え」が佐賀にはあふれています。
インスタのタイムラインで目を引く派手さはないけれど、あとからじんわり思い出すような色と光。スイーツみたいに心に残る、そんな景色が佐賀にはちゃんとあるんです。
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読めそうで読めない、でもなんかクセになる ─ そんな佐賀の地名を集めた「難読地名50選」を公開中!観光で通りかかったあの町も、地元民すら迷うこの町も、あなたは全部読めますか?
佐賀の文化とセンスが詰まった地名の世界をどうぞ。

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