大洗の町をふだん使っている方に向けて、この記事を書いています。街中にあるガルパンコラボの雰囲気に、ちょっとした違和感や気持ち悪さを感じたこと、ありませんか?
別に否定したいわけじゃないけど…「なんか引っかかるな」と思った方も多いはず。この記事は、そんな感情の正体を「観光地と生活のズレ」という視点から考えてみようというものです。
そして、大洗と同じような状況になった「別の港町」のことも紹介しながら、あなたの中にあるそのモヤモヤを、そっと整理していけたらと思います。
大洗のガルパンコラボは気持ち悪いのか

正直、私は「ガルパン」をまったく知りません。この記事でも「ガルパン」について語るつもりはなく、あくまで私が観光客として大洗を訪れたときに感じたことを話をします。
今回、私が家族と一緒に大洗へ行ったとき、街中に「気持ち悪さ」は感じませんでした。アクアワールド内や、観光施設のそれっぽいイラストも「最近よくあるコラボかな」くらいの印象です。

でも、大洗駅だけはちょっと空気が違ったかも。趣味がはっきりしてる感じの人たちが集まっていて、鉄道会社とコラボした展示が集中し、特に駅前の顔出しパネルなどは「あー…」という感じ。
観光客はそれを「一瞬の風景」として流せますが、毎日そこを通る人からしてみたら、「勘弁してほしい…」と思ってしまうかも。
でもそれって、誰かを否定したい気持ちというより、「自然な感覚」かもしれません。
なぜ地元民だけがキモく感じてしまうのか

でも先ほど、私は「街中で気持ち悪さを感じなかった」と書きました。
その理由は、最近はアニメやゲームなどと組んだ町おこしは珍しくないので、観光客の多くは「またコラボか」くらいの感覚で受け止めて終わるから。
そもそも私のように「ガルパン」を知らない人も多く、意味すら考えずに通り過ぎる。さらに観光客の多くは車で訪れるので、「限定された空間だけ」を見て帰っていきます。

なので、「気持ち悪さ」に触れる機会は意外と少ない。一方で地元の人は通学などで電車を使い、毎日同じ駅、同じ空間を通ります。
「ガルパン」に詳しいわけでもないのに、強いファン向けの展示や熱量を、生活の中で繰り返し目にすることになる。
逃げることも選ぶこともできない「その積み重ね」によって、地元民だけが「キモい」「居心地が悪い」と感じてしまうのだと思います。
大洗だけじゃない:あの横須賀も同じ事情

コラボで町おこしは珍しくない、と書きましたが…。大洗と同じ港町「神奈川県の横須賀」も、同じような状況になっています。
もともとは硬派な軍港の街で、海軍カレーも「ちゃんと作ってるお店」が多かったんです。でも2013年ごろから「艦これ」とのコラボが始まり、街が「聖地」になってしまった。
海軍カレーのお店も店内にキャラクターの看板を並べ、カレーはレトルトみたいな…。強めのご趣味をお持ちの客たちが、黙々とスプーンを口に運ぶ店内は…。

横浜で育ち、横須賀には叔母の家もある自分にとって、「いやー…」っていう「寂しさ」がありました。
でも、横須賀も人を呼ぶために「何かしなきゃいけなかった」という現実は、大洗に通じる部分があるのかも。
時間がたてば、この違和感も日常になるかもしれないし、今はちょうどその途中なのかもしれません。







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