日本橋そばよし 順天堂大学前店:最後まで正体が分からなかった「不思議な蕎麦屋」

日本橋そばよし 順天堂大学前店:最後まで正体が分からなかった「不思議な蕎麦屋」 食うカニ?

順天堂大学さくらキャンパスの前にある、日本橋そばよし。この店が気になって検索した人は、おそらく仕事や移動の途中で、昼食を取ろうとしてる人が多いんじゃないでしょうか。

このあたりは交通量こそ多いものの、飲食店はビックリするほど少なく「昼メシどうしよう…」と迷うことも多いはず。実際、私もそんな状況でこの店に入りました。

ただ、食べ終わった時の感想を一言で言うと、「この店って何なんだろう?」です。

店の雰囲気、接客、出てきたお蕎麦。そのどれもが、自分の頭の中で思い描いていたものと微妙に違う。でも、それは悪い意味じゃありません。

今回は、私がこのお店で感じた「その不思議な違和感」を…書いてみようと思います。

 

昼食難民がたどり着いた「日本橋そばよし」

昼食難民がたどり着いた「日本橋そばよし」

その日、電車に乗って京成酒々井駅へやって来た私は、駅前で昼食をとる予定でした。駅に着いたのは、13時を過ぎた頃。

でも駅周辺を散策したり、店を探したりしているうちに、お目当ての店はラストオーダーが終了…。

「これはまずい」と思って他の店を探しましたが、今度はほとんどの店が昼営業を終えていて、完全に昼食難民に。

昼食難民がたどり着いた「日本橋そばよし」

「まあ…順天堂大学の方まで歩けば、何かあるだろう。」そう思って、私はそのまま歩き始めました。

ちなみに、このあたりは、かつての印旛沼が干拓されてできた広大な農地が広がる場所。なので交通量はめちゃくちゃ多いのに、ひたすら田園風景が続くという…、何とも不思議な景色です。

昼食難民がたどり着いた「日本橋そばよし」
昼食難民がたどり着いた「日本橋そばよし」
昼食難民がたどり着いた「日本橋そばよし」

そんな中、草刈り機の音が響く道路沿いで見つけたのが、日本橋そばよし 順天堂大学前店。「営業してる!」そう思って店へ近づくと、入口には「セルフの店」という文字。

「ん?丸亀製麺的なシステムってこと?」─ なんて思いながら中へ入ると、そこにあったのは昔ながらの現金式食券機、2台。

「なんだこれ、『富士そば』的な感じ?」そう思いながら、私は食券を買ってカウンターへ向かいました。

 

最後まで正体が分からなかったそば屋

最後まで正体が分からなかったそば屋
メニューと価格は訪問時のものです

ちなみに、お店に入ってすぐ右側には、かつて使っていたと思われるレジカウンターや、コンビニの売り場みたいな棚がそのまま残ってます。

この店、一体何屋だったんだ? ─ 実際、この日も煎餅などが少しだけ売られている、なんとも不思議なローカル空間です。

一方、店内は驚くほど清潔で整ってます。接客もすごく丁寧で、食券制の店というより、昔ながらのお蕎麦屋さんといった雰囲気。

最後まで正体が分からなかったそば屋

学生たちも「ごちそうさまでした!」「いつもありがとうございます!」と、お父さん、お母さんに話しかけるような距離感です。

大学前のお店とはいえ、ここまで温かい空気になるんだなあ…と、少し驚きました。実際、この店のメニューには「ダブル」「トリプル」という、いかにも学生が喜びそうなメニューが並んでます。

「えび玉天トリプル」で1,330円とか…なんかもう、安いんだか高いんだかわからない(笑)いずれにしても、オッサンの私は無難に「えび天玉そば(850円)」を注文し、5分ほどで着丼。

最後まで正体が分からなかったそば屋

そして、一口すすった瞬間…、一発目のバグが発生します。私が想像してたのは、完全に「駅そば的な味」。でも、出てきたのは「全然違う味」。

蕎麦は細くてお上品な…、日本橋とか青山とか赤坂あたりの「ちょろっとなのにクッソ高い老舗蕎麦屋」で食べる角度のやつ。

富士そば的な不思議空間なのに、出てきた蕎麦だけ日本橋。この時点で、私の頭はバグりました。

 

それでも「また来る」と決めたそば屋

それでも「また来る」と決めたそば屋

つゆは出汁も効いてますが、それ以上に醤油も効いてる気がします。でも、全体的には薄味にまとまってるような…気もする。

つゆも、蕎麦も、それぞれしっかり主張してるのに、不思議とまとまってるような、いないような…。すみません、正直全然わかりません(笑)。

偉そうにレビューしてますが、脳内バグの影響で言葉が出てきません。ただ、この店の蕎麦がちゃんとしてることだけは、事実です。

それでも「また来る」と決めたそば屋

でもやっぱり…、食券制で学生が多い、気軽に入れる店なのに味は老舗のお蕎麦屋さん。このギャップに、私の頭が追い付きません。店の雰囲気も、接客も、料理も、客層も、全部が全部追い付かない。

それぞれ少しずつ私の予想と違ってるから、「この店って何なんだろう?」という違和感だけが残り続ける。でも、誤解がないように言っておきますが、蕎麦はちゃんと美味しいです。

そんな中、後から入ってきた学生三人組が、なんと全員「肉うどん」を注文。「えっ…蕎麦屋なのに?」そう思って店内を見ると、「当店のうどんは『きしめん』になります」という表示が目に入ります。

それでも「また来る」と決めたそば屋
メニューと価格は訪問時のものです

さらに店を出てから調べてみると、店主は日本橋の「そばよし」で修業し、暖簾分けを受けて独立した方なんだとか。

だから日本橋の味がしたのか…。そう考えると、それまで頭の中でバラバラだったものが、一本の線でつながった気がしました。学生たちが「肉うどん」を選んでいた理由も、なんとなく分かる気がする。

私にとって、日本橋の蕎麦は「味の敷居」が高すぎたのかもしれません。それなら「きしめんに肉っ!」の方が、私は気楽にズルズルいけた気がします。

店を出た後も、学生たちの「肉うどん」が気になって仕方ない。ぐぬぬ…。次は絶対に、「肉うどん」をすすってやる…。

日本橋そばよし 順天堂大学前店
住所:千葉県印西市平賀3688-3
電話:0476-98-2218
種類:蕎麦店
予算:1〜1,000円/1人あたり

 

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