旅行サイトでホテルを比較していると、よく見かける「クオカード付き」のプラン。
値引きでも食事でもなく、なぜ金券なのか…少し違和感がありますよね。しかも全国に何百件もあるとなれば、単なる偶然とは思えません。
この記事では、旅行者が抱くその疑問から、ホテル側の事情や出張者のメリット、なぜ数ある金券の中でクオカードが選ばれ続けるのか、さらに法律的にOKなのか? という問題までを整理します。
読み終えるころには「そういうことか」と納得でき、検索画面に並ぶ「あの特典」の意味がはっきり見えてくるはずです。
ホテルに「クオカード付き」プランがある理由

旅行サイトでホテルを選ぶ時、多くの人は料金と同じくらい「安心して泊まれるか」を気にします。特に知らない街や初めてのホテルでは、あまりに安いと「ここ大丈夫?」と感じるもの。
一方、ホテル側も値下げに振り切ってしまうとブランドイメージが弱くなり、築年数や立地で不利なホテルほど競争力が落ちてきます。
ライバルと同じか、少し高いくらいのほうが「安心されやすい」わけですが、それだと「どこも横並び」なので選ばれにくいという問題が発生する。
食事や設備で勝負する方法もありますが、コストや人手の負担は小さくありません。なので、一目で「お得だ!」と伝わるクオカード戦法が使われます。
金額がはっきりしてるのでアピール性が高く、値下げせずに競争力を維持できるという「現実的な選択肢」として定着しているわけです。
「クオカード付き」プランが出張者に嬉しいワケ

さて、「クオカード付き」プランが特に喜ばれるのは、一般旅行客よりも出張でホテルを利用する人たちでしょう。
多くの会社では宿泊費を精算できるため、宿泊料金に含まれる特典は「そのまま個人が受け取る」というわけです。
特にクオカードはその場で受け取れるので、会社の経費で宿泊したうえに、ホテルの部屋で楽しむ「ビールとおつまみ代」がゲットできてしまうという流れ。
これ、出張者にとっては「素直にありがたい存在」です。一方、楽天ポイントなどはその場で還元されるものではなく、1ヶ月程度の時間差があります。
また法人カードや会社指定の決済方法の都合で、受け取れないケースもあったりする。
その点、クオカードなら支払い方法に影響されず確実にもらえるので、ホテル側も「宿泊特典として採用しやすい」というわけです。
他の金券ではなく「クオカード」が選ばれる理由

宿泊特典としてクオカードが選ばれるのは、利用者・ホテルの双方にとって「扱いやすい」から。
ビジネスホテルの利用者は、夜に飲み物や軽食を買いに行くことが多いので、コンビニで使えるクオカードはうってつけ。
全国どこでも使えて詳しい説明も不要、金額がはっきりしていて受け取った瞬間に価値が分かる点も強みです。
スタバカードのように好みが分かれるものや、Amazonギフト券のように私用感が出やすいものは、ホテルとしても採用しづらい。
つまり出張中の買い物に対応した「中立的な金券」としてクオカードが向いていた、ということです。
またホテルとしては、もし「宿泊特典」プランを廃止する場合でも、現金化しやすい「金券」を在庫として持っておいた方がリスクが小さい。そういう意味で、クオカードは「融通が利く金券」です。
ファミリーマートの加盟は2025年12月22日をもって終了した旨、公式HPに記載されています。
「クオカード付き」プランは法律的にOKなのか

ところで…。会社の出張経費で宿泊したのに、ホテルからもらったクオカードを個人が受け取ったら、それ「法律的にOKなの?」って気になりませんか。
会社側の「脱税」や、受け取った側の「横領」などが気になってしまいますが…、一般的には問題にならないケースがほとんどです。
まず会社はホテルへ支払った宿泊費満額を経費処理しているので、帳簿上は合っています。
次に、クオカードはホテルから個人に渡された「特典」で、会社の財物に当たるものではないので「横領」にも普通は引っかかりません。なので、民間企業では「会社の規程」でどう扱うかが全てです。
ただ…、公務員はちょっとグレーかも。クオカードは「換金しやすい」ので、問題視されるケースが無いとは言い切れません。なので公務員の場合は、「このプランを選ばない」方が安全かも。








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