山岡家の「辛味噌ラーメン」がどれくらい辛いのか気になっている方に向けて、辛さ「激辛」で実際に食べて感じた「辛さの正体」と「味のバランス」をまとめてみました。
名前だけ見ると明らかにヤバそうな感じがしますが、想像していたタイプとは少し違う辛さです。
むしろ最初に立ち上がるのは、油膜が閉じ込めた熱さで、レンゲを入れた瞬間に湯気がふわっと上がります。この熱さと味噌のコクがどうまとまるのか、そして激辛好きが食べて満足できるのか。
そんな疑問を実食ベースで確認しました。この記事では辛さの強さ、味の印象、そして食べて分かったポイントまでまとめているので、実際に「辛味噌ラーメン」と勝負するときの参考になると思います。
辛味噌(激辛)はどれくらい辛いのか


山岡家の辛味噌ラーメン(激辛)。意外にも、名前ほど「攻めた辛さ」ではありません。見た目は赤みが強く、一瞬身構えてしまいますが、スープを一口飲んでみると「ん?普通に美味しいかも」という印象。
辛さよりも先に来るのは、繰り返しになりますが「表面の油膜が閉じ込めた熱さ」で、レンゲを入れた瞬間に立ち上がる湯気がそのまま勢いよく舌に届きます。
逆に「辛味の刺激は控えめ」で、CoCo壱の5辛程度かな…と言った感じ。ただ温度が高くキープされるので、食べ進めるうちにじわっと汗が出てくる「熱辛ダメージ」が特徴です。
それでもさすが山岡家。辛味噌のコクと熱さの相乗効果で、最後まで「旨食べ進めやすい仕上がり」になっています。
激辛好きが求めるような「極端な激辛ではない」かもしれませんが、旨味とのバランスが整った安心感のある辛さです。
辛味噌(激辛)の味はどうだったか

辛味噌ラーメン(激辛)は、辛さよりもまず「味噌の厚み」がしっかりと立っています。
スープをひと口すすった瞬間に広がるのは、味噌のコクと豚骨の旨味が合わさった濃度な味わいで、そこに辛味が軽く乗る感じです。
刺激そのものは控えめですが、スープ表面の油膜がしっかり熱を抱え込んでいるので、口に入れた瞬間の温度が高く、その熱さが後からじんわり響きます。
味噌スープの香りも良く、ゴマの風味がコクを押し上げてくれるため、辛さだけに寄らない「食べる味噌」のバランスが取れているといった感じ。
太めの麺はもっちりしていて、辛味噌スープと相性がよく、麺を持ち上げたときに絡むスープの量もちょうどいい。つまり、激辛スープはツン辛味噌。一方の麺は甘みのある太デレもっちり麺。
このツンデレコンビが「辛さを中和してくれている」感じがします。
辛味噌(激辛)を食べて分かったこと

山岡家の辛味噌ラーメン(激辛)を食べてみて感じたのは、「激辛」というよりも「食べやすさ」が前に出てくる仕上がりだったこと。
辛さそのものの刺激は穏やかですが、山岡家の特徴である「最後まで熱々が続くスタイル」によって、辛味噌スープがずっと高温のまま口に入ってくる。この「熱辛ダメージ」がジワジワと効いてきます。
味噌の厚みと豚骨の旨味が芯にあって、辛味はそこへ軽く重なる程度なので、刺激を売りにしたタイプとは方向性が異なりますが、太もっちり麺は旨辛スープとしっかり絡み、全体のまとまりを良くしてくれる。
激辛好き※が「攻めた刺激」を求めると物足りないかもしれませんが、辛味噌としての完成度は高く、熱さと旨味のバランスが心地よく続いていきました。
温度による刺激を楽しみたい方には向いている仕上がりです。
※なお、筆者はCoCo壱の20辛を普通に食べてしまうレベルの辛さバグ人間です

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山岡家の辛味噌ラーメンを食べたあと、他の激辛ラーメンは「どれくらい辛いんだろう?」って気になってしまった人へ。
店ごとに辛さの方向性が違うので、比べると特徴がはっきり見えてきます。次の激辛チャレンジを探すときの参考にどうぞ。







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