カレーが無性に食べたくなる時って、ありませんか?この記事は、そんな瞬間に「もしかして私、栄養足りてない?」と感じた人に向けたものです。
普段はそこまでカレー好きでもないのに、急にスパイスの香りを求めてしまう ─ それには体や心のちょっとしたサインが隠れています。
この記事では、カレーを欲する原因が栄養・ホルモンバランス・ストレスなど、どこから来るのかを分かりやすく解説。
読み終えるころには、自分の「食欲の正体」をやさしく理解できるようになり、無理に我慢せず、カレーを「整える食事」として楽しめるようになります。
どうして急にカレーが食べたくなるの?

急にカレーが食べたくなるとき、それは体や心からの小さなサインかもしれません。カレーに含まれるスパイスには代謝を促したり、血流を良くしたりする作用があります。
なので体が冷えているときや、エネルギーが不足しているときなどは「急に食べたくなる」もの。
またカレーは「香り」や「とろみ」で満足感を得やすい料理でもあるため、疲れていたり、ストレスがたまっているときは、その刺激的な香りや濃厚な味でリセットしたくなってしまいがち。
さらにカレーのルウには糖質や脂質も多く含まれるため、手っ取り早く「満たされ感」を得られることも理由のひとつ。
つまり「急にカレーが食べたくなった」ときは、体や心が「温めて」「満たして」「元気を出したい」と言っているサインと考えられます。
…あ、ちなみに男性の読者さんへ。

足りないのは栄養じゃなくて、ただの「腹の限界値」です。カレーにチキンカツをドーン!からのチーズトッピングダブル、分かります。でもその時点で脂質オーバー。
栄養を気にするなら、揚げ物少なめ+ミニサラダで帳尻合わせしましょう。あとは思い切ってCoCo壱へ向かってください。以上!健闘を祈ります!
食べたいカレーで分かる心と体のサイン
スパイスカレーが恋しくなるとき

インドカレーなど、スパイシーなカレーが食べたくなった時。それは体が「巡りを良くしたい」ときかもしれません。
スパイスには代謝を高め、血流を促す作用をもつものが多く、冷えやむくみ、疲労感が続いていると自然と欲する傾向があります。
特に女性の場合は冷え性や生理前後の倦怠感など、ホルモンバランスの揺らぎによって血行が滞りがちになることも。そのときスパイスの刺激が、体の内側からポカポカと温めてくれます。
さらにスパイスの香りは自律神経にも作用して、ストレスで乱れた気分を落ち着かせる効果も期待できる。
だからこそ仕事が詰まっている時期や、心がもモヤモヤしているときに「スパイスカレー食べたい!」って思うのは自然なコト。体と心を一気にリセットしたいサインです。
タイカレーを食べたくなるとき

タイカレーなど、アジアンカレーが食べたくなったとき。それは心がちょっと「解放」を求めているサインです。
ココナッツミルクのまろやかさとスパイスの刺激が同居するタイカレーは、実は「癒やしと刺激のバランス」を象徴する料理。
無意識にそれが食べたくなってしまうのは、忙しくて心が少し疲れているときや、ストレスで食欲が乱れているときなど。
さらにタイカレーに使われるナンプラーやレモングラスなどの香り成分には、リラックス効果や食欲を整える作用もあります。つまりエネルギー不足というより「心の調律をしたい」ときに引き寄せられる味。
いつものカレーより軽くてやさしいのに、ちゃんと満たされる。そんな「癒やしの逃避先」として、タイカレーを求める女性は少なくないようです。
おうちカレーに心惹かれるとき

人参ゴロゴロ、ジャガイモど〜ん!お母さんが作ってるような「おうちカレー」が食べたくなったとき。
それは「安心したい」ときです。家庭のカレーって、特別なスパイスや手の込んだ仕込みがなくても、なぜか心に沁みるもの。これはまさに「記憶の味」だから。
疲れがたまっていたり、人間関係にちょっと疲れていたりすると、無意識のうちに「誰かと話したい」「一緒にいたい」なんて気持ちが出てきます。
そんなとき、母親や家族の手料理を連想させる「おうちカレー」は、心の栄養補給になるハズです。
特に玉ねぎやジャガイモ、人参などの根菜にはビタミンや食物繊維が豊富で、体を整える作用もあります。つまり「おうちカレー」が食べたくなるのは、心と体が同時に「ぬくもり」を欲しているサインなんです。
スープカレーを飲みたくなるとき

スパイシーなカレースープに丸ごと野菜がど~ん!見た目にも華やかなスープカレーが食べたくなるとき、それは体の中を「リセット」したいサインです。
油っぽいルウ系ではなく、水分が多くてスパイスの効いたスープ状のカレーは、胃腸をいたわりながら代謝を促してくれる存在。
飲みすぎや食べすぎの翌日、なんとなく胃が重い日、塩分や脂質が続いたあとなど、体が自然と「軽くしたい」と求めてしまう。
むくみや冷え性がつらいときには、スープカレーに含まれるスパイスや野菜のミネラルが「体の巡り」をやさしくサポートしてくれます。
つまりスープカレーは、刺激でも癒しでもなく「整える」ためのカレー。無理にエネルギーを上げるのではなく、滞ったものを流して、もう一度元の自分に戻してくれるような存在です。
欧風カレーを選びたくなるとき

真っ白なテーブルクロスに銀のスプーン。大きな平皿に盛り付けられた、キラキラ輝くブラウンから立ち上るのはリッチな香り。
もしあなたが食べたくなったのが「欧風カレー」だとしたら、それは気持ちを少し贅沢にしたいときです。バターや生クリームを使った濃厚な味わいは、日常の疲れを「ごほうび」で包み込みたい心理のあらわれ。
頑張った自分を褒めてあげたい夜や、ちょっと落ち込んでいるときほど、リッチな味を求めがち。実際、欧風カレーは脂質や糖質が多く、脳の「快楽物質」セロトニンがドバドバ出がち。
つまり、心があなたに「ちょっと甘やかして」と訴えている状態です。でもこれを食べ続けると、かえってエネルギーのバランスが崩れるので要注意。
欧風カレーは「心の贅沢品」。飲み物ではありません。
おわりに:海軍カレーに惹かれたら?

SNSなどで「海軍カレー」の映像を見て、「美味しそう…」って思っちゃった人はいませんか?海軍カレーのレシピは艦ごとに違いますが、サラダと牛乳をセットで頂くのがルールです。
つまり見た目以上に「完全栄養食」に近く、エネルギー・たんぱく質・ビタミンのバランスオバケ状態。
だからもし「海軍カレーが食べたくなっちゃった」ときは、そもそも腹ペコか、栄養バランスが崩れているのかもしれません。
じゃあ今夜は早速「カレーとサラダと牛乳で海軍カレーディナーだ!」って意気込むのはちょっと待ってください! あのバランスオバケはハードな業務をこなしている水兵さんたちのメニュー。
カレーに牛乳をガブ飲みしたら、一般人には脂質が多すぎます。こんな時こそ、栄養バランスと生活リズムに気をつけて、身体をいたわってあげてください。




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