コロッケそばの写真を見て、「いやいや、絶対まずいだろ」と思ったこと、ないでしょうか。
特に関西圏の人なら、関東風の黒いつゆにコロッケが浮かんでる光景…そのものに違和感を覚えるかもしれません。
SNSで「コロッケそばがタイムラインを駆け抜けます!」といったお蕎麦屋さんの投稿を見ても、「なんでコロッケそば推しなの?」と感じる人は多いかも。

ただその一方、関東の駅そば店では定番メニューで、食べてる人もたくさんいます。一体、この温度差はどこで生まれるのか。
この記事では、SNS上の反応などを見ながら、コロッケそばがまずいと言われてしまう理由と、それでも長く愛され続けるワケについて、書いていきます。
コロッケそばは本当にまずいのか
もし本当にまずいなら、実際に食べた人から不満の声が大量に出てくるはず。そこで、まずはXで「コロッケそば」を検索してみました。
すると、富士そばなどの投稿や、「今日のコロッケそば」「やっぱりコロッケそばが落ち着く」といった利用者の投稿が次々と見つかります。
もちろん好みは人それぞれですが、実際に食べた人の感想を見る限り、「美味しかった」「また食べたい」といった声が目立ちました。

一方、「まずかった」「二度と食べない」といった感想はほとんど見当たりません。
少なくとも、普段から駅そばを利用する人たちの間では、コロッケそばは定番メニューとして受け入れられているようです。
そもそも、コロッケそばは多くの駅そばチェーンで何十年も販売され続けています。なので、本当にまずいなら、とっくに姿を消しているでしょう。
では、なぜ「コロッケそばはまずい」と思われてしまうのか。おそらくですが、実際に食べた人と、まだ食べてない人との認識の差です。
初めてコロッケそばを見ると、「サクサクのコロッケを湿らす意味が分からない」と感じる人は多いはず。つゆにコロッケの中身が溶け出してくる見た目も、何とも品がない。
つまり、コロッケそばが「まずい」と思われてしまう理由は、見た目とイメージの違和感が立ってしまうからなのかもしれません。
なぜそばにコロッケを乗せるのか

コロッケそばを見て、「そもそも、なぜそばにコロッケを乗せるの?」と思った人も多いはず。
特に違和感の原因になりやすいのが、「揚げたてサクサクのコロッケを、わざわざ汁に入れる意味が分からない」という部分でしょう。ただ、それを言い始めたら天ぷらそばも同じです。
かき揚げだって汁を吸えばヘニャります。そもそも駅そばの天ぷらは、揚げたてサクサクとは限らない。つゆを吸ったヘニャ状態も含め、成立してる食べ物です。

実はコロッケそばも考え方は同じで、関東の人にとっては「変わり種」ではあっても、天ぷらそばの延長線上にある存在として受け入れられています。
一方、関西では立ち食いそば文化そのものが東京周辺ほど強くありません。さらに出汁を大事にする文化もあいまって、コロッケの中身が溶け出して出汁が汚れるのもイヤ。
東京の人が当たり前だと思ってるものを、別の地域の人が見て驚いてる。実はそんな構図なのかもしれません。

つまり、コロッケそばへの違和感は味の問題というより、文化の違いから生まれてる部分が大きそうです。では実際に食べている人たちは、コロッケそばのどこに魅力を感じているのでしょうか。
次は、そんなコロッケそばが長年愛され続けている理由について考えてみます。
コロッケそばが愛される意外な理由

ちなみに、私は学生時代からコロッケそばをよく食べてました。大学帰りに駅そばへ寄って、サッと腹を満たしてアルバイトへ向かう。そんな生活をしてた頃からの付き合いです。
まあでも正直に言うと、当時からコロッケそばを「美味い!」と思って食べていたわけじゃありません。そもそも駅そばに…「美味さ」など求めてません。
ただ、「かき揚げそば」は定番すぎる。「たぬき」や「わかめ」じゃ物足りない。そんな訳で、半ば消去法的に「コロッケそば」のボタンを押すようになっていました。

ちなみに、駅そばのコロッケは揚げたてじゃありません。冷めていて、そのまま食べればバサバサです。だから私は…、箸でコロッケをシバきます。
つゆを吸わせて、関東の黒いつゆを吸わせてしまえば…、バサバサのコロッケもなんとか食える。美味いか?と言われれば…、返答には困ります。ただ、不思議とまた食べたくなる。

逆に讃岐うどんのような淡い出汁では、私はコロッケを乗せようと思いません。実際、讃岐うどんが関東に入ってきた時も「これはコロッケを入れる食べ物じゃないな」と感じました。
つまりコロッケそばは…不味い!で正解だと思ってます。でもね、その「不味さ」が…コロッケそばの魅力なんだよなあ。







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